損害保険の基本的仕組み


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損害保険についてみていきます。


損害保険も生命保険と同じようにいざというときに対する保険ですが、生命保険は「人の病気、死亡に対するためのリスクを軽減するための保険」であったのに対して、損害保険は「主に財産や賠償に対するリスクを軽減するための保険」であるといえます。

損害保険の仕組み


損害保険は偶発的な事故によって生じた損害を補填(ほてん)する保険です。上で損害保険とは「財産や賠償に対するリスク」と述べましたが、このままではわかりづらいので具体的などのような場合かみていきます。

損害保険は具体的には以下の3つに分けることができます。
1.物に対する保険:火災、破損、盗難などの物に対する保険

2.人に対する保険:急激かつ偶然の事故によるケガなどに対する保険

3.損害賠償に対する保険:他人の身体・生命、または財物に損害を与えることなどによる法律上の賠償責任に対する保険
損害保険は主に以下の4つの仕組みから成り立っています。

損害保険の原則


損害保険は以下の4つの原則から成り立っています。

1.大数の原則:→生命保険の基本的仕組み

2.収支相等の原則:→生命保険の基本的仕組み

3.給付・反対給付均等の原則:保険料の負担は加入者の偶発的な事象の発生率に乗じた額で決められ危険度に応じて、保険料は公平にしなければならないということを示した原則です。

4.利得禁止の原則:損害保険は損害に対する補償を目的としているため被保険者は支払われる保険金により利益を得ることはできないということを示した原則です。

このように4つの原則から損害保険は成り立っています。1、2については生命保険と同じです。

この中で4の利得禁止の原則は損害保険の特徴です。生命保険の場合は契約した際に決めた保険金額が支払い要件を満たすと全額受け取ることができます。

しかし損害保険の場合は契約した際に決めた保険金額が支払い要件を満たしても全額受け取ることができない場合があります。

それはある家が火災を起こしました。万が一に備えこの家の主は、2000万円の価値のある家に保険金額2000万円の火災保険に加入していたとします。全焼は免れることができ損害額は1000万円となりました。

この場合受け取ることができる保険金額は1000万円となります。

これは利得禁止の原則に基づき、実際に被害を受けた額しか保険金を受け取ることができないからです。

なお、実際に被害を受けた額を保険価額といいますが、受け取る保険金額が保険価額を超える保険のことを超過保険といい、保険価額を超える部分については無効となります。

つまり余計にもらった金額、上の例でいうと1000万円を超える金額については無効となるという意味です。

ここでは特に超過保険について覚えておいてください。ファイナンシャルプランナー試験3級ではかなり出題頻度の高い問題です。保険価額と保険金額を反対にしてひっかけ問題も出題されたこともありますので、気をつけましょう。


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コメント
3級技能士試験の過去問を一通り解き終わってこのブログを見たら、本当に知識が一杯身に付きそうです。『対数の法則』も確かに試験問題にありました。
hituさんのブログはリンクをたどって知識を増やすことが出来るので、本当に貴重です。
さて、これからガンガン活用させてもらいますね。
【2006/02/12 15:07】 | ゆうちゃんパパ #- | [edit]
ゆうちゃんのパパ様
ありがとうございます。出来るだけ過去の試験で出題されている部分を中心にとりあげていきたいと思っています。
もっとわかりやすく説明できるように勉強していきたいです。
【2006/02/16 04:43】 | hitu #- | [edit]
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